2009年9月15日火曜日

幸福実現党絶対得票率@北陸・中央高地


2009年衆議院総選挙・比例における幸福実現党絶対得票率分布@北陸・中央高地
地図中の領域は開票区
絶対得票率=得票数÷有権者数
全国平均=0.442%
地図中の白い領域=0.442±0.025%
※画像をクリックすると、大きいサイズで表示されます。

全国分布地図はこちら

日本海側は、秋田南部から高絶対得票率のベルト地帯になっています。
この高絶対得票率地帯は山陰地方まで続くのですが、この地図の範囲で言えば新潟市周辺と能登半島の一部は例外となっています。

長野では東信と松本・諏訪地方が高くなっています。
岐阜の西端では、全国最高絶対得票率2.347%の揖斐川町久瀬と、絶対得票率0%の揖斐川町藤橋が隣り合っています。
前にも述べましたが、このような極端な値が出るのは有権者数が小さいことも影響しています。
が、それにしても揖斐川町久瀬の2.347%は突出していると言えるでしょう。
これほど極端な値には、なにか特殊な要因が働いていることが予想されます。
(単純に、幸福実現党支持者や幸福の科学信者が多いと結論付けるのは危険です。これについては、また後日改めて書きます。)


ところで、新潟県内で最も絶対得票率が高いのはどの開票区でしょうか。
これは新潟県の地理に詳しい人なら上の地図を見れば分かります。
県北部で山形県と接している関川村です。(0.836%)

では、新潟県内で最も絶対得票率が低いのはどの開票区でしょうか。
ほとんど間違い探しクイズか視力検査ですね、これは。

(答えを見るには、「続きを読む」をクリックしてください。)



下の地図をご覧ください。

矢印の先の新潟市西区旧巻町地区四ツ郷屋という開票区が、0.242%で絶対得票率県内最低になっています。
有権者数413人のこの集落は、行政区分上は新潟市西区(大半は小選挙新潟一区)に属しています。
しかし選挙区は市町村合併前の新潟2区のままなので、独立なデータになっています。
人口が少なすぎるので、小選挙区有権者数調整のためでないのは明らかですし、地理的に隔絶しているわけでもありません。
そもそもこの地区は、西区の赤塚と生活圏上一体化しているので、巻町の他の地区に先駆けて新潟市への編入を希望した地域なのです。
市町村合併前の選挙区割りをわざわざ残しておく意味が部外者には理解できません。
実際、選挙事務が無駄に煩雑になった結果、今選挙でも投票用紙交付ミスによって一票が無効になっています。(新潟日報2009/08/20
ゲリマンダーの盲腸の切り残しとでもいうようなものでしょうか。

このような、分割しておく意味がイマイチよく判らない選挙区分け・開票区分けは、ここに限らず全国にいくつかあります。
(もちろん、市区町村合併の歴史的経緯や開票作業効率上の理由など、意味の理解できる分割のほうが多いですが。)

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